ライトナーシステム:時間を節約できるフラッシュカードボックス
毎晩、同じ山盛りのフラッシュカードをめくっていませんか? ライトナーシステムなら、飛ばしていいカードがわかります。仕組みを紹介します。

200枚のフラッシュカードを毎晩ぜんぶめくっていませんか? 何日も前から覚えているカードまで。ライトナーシステムは、ボックスでそれを解決します。 正解したカードは、開く回数が少ないボックスへ移動。間違えたカードはボックス1に戻ります。山は、今夜本当に必要なカードだけに減っていきます。
すでに知っているカードに時間を使わなくていい。それがこの方法の考え方のすべてです!
ライトナーシステムの仕組みは?
昔からある考え方です。Wikipedia によると、ドイツの科学ジャーナリスト セバスティアン・ライトナー が1970年代に著書 *So lernt man lernen*(「学び方を学ぶ」)で紹介したもので、最初のバージョンは、仕切りのある実物の箱にカードを入れていくものでした。
ルールは短いです。
- カードは最初、すべてボックス1に入れます。
- 正解したら、カードは1つ上のボックスへ。間違えたら、ボックス1に戻ります。
- 上のボックスほど、学習する頻度は低くなります。
Wikipedia は、「選べる」例として3ボックスのスケジュールを挙げています。ボックス1は毎日、ボックス2は3日ごと、ボックス3は5日ごと。University of York の学習ガイドは別のスケジュールで、ボックス1は毎日、ボックス2は1日おき、ボックス3は週に1回です。York は3〜5個のボックスを使うよう勧めているので、試験日に合うスケジュールを選びましょう。
ライトナーシステムを実践する手順は?
紙があれば十分です。ライトナーボックスは、小さな箱3つでも、封筒3枚でも、輪ゴムでまとめた束3つでもOK。机に並べて、1、2、3とラベルを付けましょう。
- 各カードの片面に質問、もう片面に答えを書きます。
- すべてのカードをボックス1に入れます。
- 今日はボックス1を学習します。正解ならカードをボックス2へ。不正解ならボックス1のままです。
- ボックス2の日には、ボックス2を学習します。正解ならボックス3へ。不正解ならボックス1に戻ります。
- スケジュールに沿って続けます。
3ボックスのスケジュールが1日、3日、5日だとしましょう。月曜に正解したカードは、木曜までボックス2に入り、そのあと翌週までボックス3に入ります。間違え続けるカードは、身につくまで毎日出てきます。あなたの努力は、必要なカードに向かいます。
紙のボックスの正直な弱点
York のガイドは、複数の科目にまたがる大量のカードを管理するのは大変に感じられること、準備に時間がかかること、カードの山が大きいと先延ばしにつながりかねないことを警告しています。今日はどのボックス? あのカード、動かしたっけ? 見失いやすく、1日飛ばしやすいのです。
Strawberry Notes での ライトナーシステム フラッシュカード
Strawberry Notes では、ボックスの移動はアプリがやってくれます。デッキを学習し、カードごとに 答えを表示 をタップしたら、どうだったかを もう一度、難しい、正解、簡単 から選びます。もう一度 を選ぶとカードはすぐ戻ってきます。正解 か 簡単 を選ぶと、もっと先に延びます。持ち歩くボックスはありません。
ライトナーの正解・不正解のルールにもっと近づけたいですか? 設定 → フラッシュカード → 評価スケール へ進み、2ボタン を選びましょう。(すると わかった か わからなかった をタップするだけになります。)3ボタンのオプションもあります。
固定のボックスとの違い:アプリは FSRS を使い、決まった1-3-5のスケジュールではなく、あなた自身の履歴から各カードの次の日を計算します。気になりますか? FSRS とは や、間隔反復の基本 をどうぞ。
フラッシュカードタブを開いて「今日期限」を見てください。それが今夜の山のすべてです。 カードをもっと頻繁に、またはもっと間をあけて出したいときは、デッキ設定の 目標定着率 を変更します。

手書きのカードも作れます。ノートの1行をなげなわで囲み、選択範囲をタップして、編集 → フラッシュカードを作成 を選びます。手書きはカードの裏になり、表には質問を書きます。
時間がないときは、AIにデッキを作らせましょう。 ノートでAIパネルを開き、このノートから暗記カードを作って をタップします。手書きを読み取ってカードを書いてくれるので、今夜からボックス1で始められます。詳しくは AIでフラッシュカードを作る方法 をどうぞ。
